「地面師たち」おじいちゃん佐々木役で突然のブレイクとその背景
地面師たち「ライフの方が安いので」の佐々木役の五頭岳夫さん@rpOVZYYMyHaOK3l のTwitterが可愛いし謙虚でほっこりするからみんなに見てほしい pic.twitter.com/z35ADOgEdK
— おめぐ‼️強く生きる‼️💖🦋with猫🐱💖 (@neko_no_geboku_) September 8, 2024
五頭岳夫(ごず たけお)さんは、
2024年にNetflixで配信されたクライムサスペンスドラマ『地面師たち』で佐々木老人役を演じ、
一躍注目を集めました。
この作品は、実際の巨額不動産詐欺事件を題材とし、
リアリティ溢れるストーリー展開で話題となりました。
主演を務めたのは綾野剛と豊川悦司という実力派俳優ですが、
脇役として登場した五頭岳夫さんの存在感も視聴者の心に深く残りました。
佐々木老人は、詐欺グループのターゲットとなる地主役。
彼の無口で孤独な老人という役柄は、
実生活の困難を背負った五頭さんの人生経験が大きく反映されていると感じられます。
インタビューでは「この役はまさに今の自分」と話しており、
観客にリアルさを与えるその演技が強く評価されています。
この役を通じて彼の演技が再評価され、五頭さんは俳優として一躍脚光を浴びることとなりました。
彼が持つ自然体の演技スタイルは、多くの視聴者に感銘を与えました。
五頭岳夫の半生とキャリア:本名から芸名へ
五頭岳夫さんの俳優人生は、決して順風満帆ではありませんでした。
彼は40代からエキストラとしてキャリアを始め、
長年にわたり脇役やエキストラとして活動を続けてきました。
もともとは新劇の劇団に所属し、舞台俳優として活動していましたが、
2000年代初頭からエキストラ事務所に登録して映画やテレビの仕事を本格化させました。
本名の「小林直治」から故郷の五頭山にちなんで芸名「五頭岳夫」と名乗り、
役者活動を続けています。
彼の人生は波乱に満ちており、病気や経済的困難に何度も直面しました。
下顎の骨が溶ける病気や胃がんなど、大病を患い、何度も手術を経験しながらも、
役者としての道を諦めることはありませんでした。
五頭さんの演技にリアリティが感じられるのは、
こうした困難を乗り越えた実生活が役柄に反映されているからです。
特に、ホームレス役や社会の底辺にいる役柄が多いことについても、
五頭さんは「底辺の人の気持ちがわかる」と語り、彼の演技には説得力があります。
このような長年の経験が、2024年の『地面師たち』でのブレイクに繋がったと言えるでしょう。
五頭さんは演技について「まずは見た目でインパクトを与えることが大事」と話しており、
彼が脇役でありながらも強い印象を残す理由がここにあります。
『地面師たち』での役作りと反響
👴いつも応援ありがとうございます。
すみません自己紹介等チェックしてまして遅れました!🙏ごめんなさい!! pic.twitter.com/zwwUhpaM7T— 💞五頭岳夫(芸名)👴ゴヅッチ (@rpOVZYYMyHaOK3l) September 9, 2024
『地面師たち』での五頭岳夫さんの演技は、非常に高く評価されました。
彼が演じた佐々木老人は、詐欺に騙される弱い立場の老人ですが、
五頭さんのリアルな表現が視聴者の共感を呼びました。
五頭さんはこの役について「この役は自分自身だ」と話し、
役に深く入り込んでいたことが伺えます。
特に、彼の無口で孤独な老人像は、どこか悲哀と品を感じさせ、
多くの人々の記憶に残る役柄となりました。
また、彼はバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』にも出演しており、
無言で落とし穴ドッキリを見守るという異色の役柄で話題となりました。
視聴者の中には、「あの老人は誰だ?」と不思議に思う人が多く、
『地面師たち』の放送後に「あの人は『水ダウ』の人だったんだ!」
という驚きの声も多く寄せられました。
こうした幅広い作品への出演を通じて、五頭岳夫さんの名が広く知られるようになり、
今や彼の演技には期待が集まっています。
次の出演作と今後の展望
おはようございます。
いよいよ3週目に!!私、おじいちゃん講師、本日の第11話に3回目授業に出演してます。
上級生が減少する中果たして…!? pic.twitter.com/tWgIUQEFJz— 💞五頭岳夫(芸名)👴ゴヅッチ (@rpOVZYYMyHaOK3l) April 14, 2024
そんな五頭岳夫さんの次の出演作として、
2024年のNHK連続テレビ小説『虎に翼』での老講師役が決まっています。
彼が持つリアルな演技がどのように作品に反映されるのか、非常に楽しみです。
また、Netflixの人気シリーズ『幽遊白書』にも駄菓子屋のオヤジ役で出演しており、
今後も様々な作品で彼の演技を見ることができそうです。
五頭さん自身は、「ワン・デイ、ワン・シーンの役者」として、
その場その場で印象を残すことを大切にしていると言います。
年齢に関係なく挑戦を続けるその姿勢は、視聴者だけでなく、
同じく俳優を目指す人々にとっても大きな刺激となるでしょう。
五頭岳夫の今後の活躍に期待
76歳という年齢にもかかわらず、五頭岳夫さんは今なお精力的に俳優業を続けています。
彼は「一回しかない人生、悔いを残したくない」という強い信念を持ち、
これからも役者としての道を歩み続けたいと話しています。
そのため、彼の今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。
彼がこれから出演する作品においても、
五頭さんならではの存在感とリアルな演技が多くの人々に感動を与えることでしょう。
特に、高齢にもかかわらず挑戦を続け、俳優として成功を掴んだ彼の姿は、
同世代や若い俳優たちにとっても希望の象徴となっています。
彼の次の出演作『虎に翼』や『幽遊白書』での演技がどのような評価を受けるのか、
これからの五頭岳夫さんの活躍にますます注目が集まります。
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